ソフトシンセでライブするならオーディオIFは絶対にThunderboltにすべき

Kimnyの独り言
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こんにちは。シティ・ポップバンドRainsのキーボード担当のKimny(キム兄)です。

USB接続のオーディオインターフェースが百花繚乱ですが、
特にソフトシンセをライブで手弾きしたい人はThunderboltのオーディオインターフェースにしてください。

私は初めてのDAWの時はUSB接続のオーディオインターフェースでした。
その後どうしてもレイテンシーが気になり2台目はIEEE1394(FireWire)、3台目以降はThunderboltのオーディオインターフェースを使用しており快適に楽曲制作ができています。

オーディオインターフェースでのUSBとThunderboltの比較

USB接続のオーディオインターフェース

普及度: USBはほとんどのコンピュータに標準装備されており、互換性が高い。
価格: 一般的にThunderbolt接続よりも安価。
遅延: USB接続はThunderboltに比べて遅延が大きい傾向がある。
速度: 高速なデータ転送が可能だが、Thunderboltに比べると劣る。

Thunderbolt接続のオーディオインターフェース

普及度: エントリー向けのPCなどで搭載されてないものもある。
価格: 高性能な分、USB接続のオーディオインターフェースに比べて高価。
遅延: 低遅延であり、リアルタイムでの音楽制作に有利
速度: ThunderboltはUSBよりも高速なデータ転送を実現し、大量のデータ処理に適している。

音質について

音質に関しては、USBとThunderboltの間には差はないと考えています。ですがThunderboltを採用しているものはUSBのものより価格が高価な場合が多く、その分音質が良い傾向があります。

遅延(Latency:レイテンシー)について

遅延(Latency)は、オーディオインターフェースにおいて非常に重要な要素です。これは、音声信号がインターフェースを通じてコンピュータに送信され、処理されてから出力されるまでの時間を指します。特にリアルタイムでの演奏や録音において、この遅延時間が短いほど、より快適に演奏や作業を行うことができます。

Thunderbolt接続のオーディオインターフェースは、より高速なデータ転送速度を持つため、USB接続のものよりも遅延がさらに少なくなります。ThunderboltはUSBよりも低遅延であり、その結果、入力がDAWに到達するまでの時間が短縮されます。Thunderboltオーディオインターフェースは、USBオーディオインターフェースと比較して少なくとも半分の遅延時間を実現していると言っても過言ではありません。

少し古めのものですが、オーディオインターフェースのレイテンシーを比較したデータがありました。

https://dawbench.com/images/DAWbench%20LLP%20Database-January%202021.pdf

計測条件などはこちら:https://original.dawbench.com/audio-int-lowlatency.htm

  • 表の題目が機種名・複数の接続方法がある場合は接続方法、ドライバーのバージョン、そしてLLP(たぶんLow Latency Performanceの略?)レーティング10点満点中何点かが書かれています
  • BUFFER: バッファーのサイズ
  • I/O: 入力/出力のレイテンシー
    IはInputのことで、オーディオインターフェースからDAWに信号が到着するまでの時間。
    OはOutputのことで、DAWからオーディオインターフェースに信号が到着し音が鳴るまでの時間。
  • RTL: Round Trip Latency(ラウンドトリップレイテンシー)
    Inputレイテンシ+Outputレイテンシの合計です

ソフトシンセを手弾きするという用途ではI/Oの部分のOutputの方(スラッシュの右側)およびRTLを見れば大体の性能がわかります。

上記PDFをみていただくと分かると思いますが、PCIe接続やThunderbolt(TB)のオーディオインターフェースが良好な結果を出していることがわかります。時折RMEのUSBモデルも出てきており、そこそこ健闘しているようです。

海外のgearspaceという掲示板でも日々データが出てきていますね。最新のデータが欲しい方は下記掲示板を追っかけるのも良いと思います。

https://gearspace.com/board/music-computers/618474-audio-interface-low-latency-performance-data-base-170.html

まとめ

  • USBのインターフェースは価格が魅力ですが、(Thundebolt接続のものと比べ)レイテンシーが大きい
  • したがって、がっかりすることになるので安物買いの銭失いになります
  • 少し値は張りますがThunderbolt接続のオーディオインターフェースを選んでおけば間違いない
  • USBでも低レイテンシーな製品があるという夢はみてはいけない

じゃあThunderboltのオーディオインターフェースの中でどれを買えばいいの?というのを下記記事にまとめました。

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